セキュリティコード
セキュリティコードとは
読み:せきゅりてぃこーど
セキュリティコードとは、クレジットカードに記載された3桁または4桁の番号のことです。明細等に記載されることがなく、クレジットカードの券面のみに記載されているため、ネットショップでのクレジットカード決済時に入力することで、カードが手元にあることを証明する本人認証手段として利用されています。クレジットカードの磁気ストライプにも記録されておらず、スキミングでも読み取ることができません。
セキュリティコードの特徴
JCB、VISA、Mastercard、Diners Club等多くの国際ブランドではクレジットカードの裏面に3桁のセキュリティコードが記載されていますが、「American Express」のカードでは、表面に4桁のセキュリティコードが記載されているのが特徴です。
クレジットカードの有効期限が切れた際に新たに発行されるカードでは、セキュリティコードの番号が変更となります。
また、セキュリティコードという呼び名は一般的な名称で、各ブランド毎に名称が異なり、CVV(Card Verification Value)やCVC(Card Validation Code)等の名称があります。
注意点
購入時にセキュリティコードの入力を求めるネットショップが増えてきていますが、それゆえにセキュリティコードを盗み取る「フィッシング詐欺」の犯罪も増えています。他人に知られることのないよう、取り扱いには十分な注意が必要です。
また企業の情報漏えい時にカード情報とセキュリティコードも合わせて搾取されるケースが確認されているため、他の不正使用対策も併用することをおすすめします。
セキュリティ対策が不十分なネットショップに対する不正アクセスにより、情報漏えいが拡大傾向にあります。それに伴いなりすましによる不正使用も増加しています。
こういった背景から一般社団法人日本クレジット協会を事務局とし、クレジット取引にかかわる幅広い事業者および経済産業省が参画し「クレジット取引セキュリティ対策協議会」が発足され、国際水準のクレジットカード取引のセキュリティ環境を整備を進めるとして2016年6月に「クレジットカード取引におけるセキュリティ対策の強化に向けた実行計画」が策定されました。