IVR
IVRとは
読み:あいぶいあーる
IVR (Interactive Voice Response、インタラクティブ・ボイス・レスポンス)とは、一般的には音声による自動応答を行うシステムのことを指します。
例えば、サポートセンターに問い合わせの電話をかけると、音声ガイダンスに従って番号を選択するように求められることがあると思いますが、これがIVRにあたります。
決済サービスとしてのIVR
IVRはテレフォンオーダーの決済にも利用されています。
具体的には、電話口でのカード決済時に、顧客が音声ガイダンスに従いカード番号・有効期限等を電話機で入力し、決済を完了させるという仕組みです。
この仕組みにより、受注オペレーターはカード情報に一切触れることなく決済を完了させることができます。内部からの情報漏えいが騒がれる今、セキュリティの高い決済サービスとして注目されています。
テレフォンオーダーにおけるカード情報の非保持化
2018年6月に施行された改正割賦販売法の中で、カード情報を電磁的情報として自社で保有する機器・ネットワークにおいて「保存」「処理」「通過」する場合は、PCI DSSの準拠が求められています。
例えば、テレフォンオーダーにおいて、自社端末で管理システムへカード情報を入力した場合「通過」に当てはまり、カード情報保持とみなされPCI DSSの準拠が必要です。
PCI DSSの準拠には少なくとも半年以上かかるうえに高額な費用が必要となりますが、IVRを導入することでカード情報を非保持にすることができるため、導入を検討する企業が増えています。
ソニーペイメントサービスにおいてもIVR決済サービスや専用端末サービス等の非保持化サービスをご提供しておりますので、対策が必要な事業者様はお早めにご相談ください。