ネットショップを開業する際事前に
知っておくべき知識
公開日:2019年07月09日
更新日:2019年07月09日

「実店舗の開業や出店対比、膨大な時間や多くの費用が発生しない」という理由でネットショップの開業を行う事業者が増えている傾向にあります。安易な発想でネットショップを開業する事業者が多い中、実は予め認識しておくことでメリットを生み出す基礎知識等も多くあります。ここではネットショップを開業する際に予め知っておくべき基礎知識についてご紹介します。
ネットショップ運営は「小売」であるという認識
インターネット上に販売環境を持つネットショップは、売り場がインターネット上にあるという特性でありながら、売り手が買い手に商品を販売するという「小売」業界であるという認識を持つ必要があります。販売商品の強みはもとより、商売のセンスや顧客との関係性においては、インターネット販売の特徴でもある「顔が見えないやり取り」になります。また実店舗にある実際の商品はないので、商品イメージを写真と文章で伝えなくてはいけません。つまり実店舗の小売業務よりもシビアな業務であると言えます。
ネットショップ開業に向けて、準備には時間をかけても良い
事前の分析を元に、販売する商品の決定や値付け方法、ネットショップの構築や商品ページ作成方法など、実店舗の商品販売方法とネットショップの販売方法は違いがあります。実際に販売側の視点となり複数のネットショップで購入を行い、そのネットショップの運営や販売の仕方などを学んでみるなど、可能な限り基礎知識や予備知識を習得しておきましょう。
商品を販売するプラットフォームの決定
ネットショップで商品を販売するプラットフォームは、それぞれの性能や特徴、費用を十分に検討した上で決定する必要があります。安いからといってすぐに手を出してはいけません。安いプラットフォームは他のプラットフォームと比べて機能的に劣っている場合やカスタマイズができない、もしくはかなり制限されている場合があります。プラットフォームの費用を節約しても、販売商品を訴求するページやショッピングカートが顧客の使いやすいものでない場合は、商品に興味があっても購入に至らないケースが発生します。
商販売する商品について必要な届出や許可
ネットショップで販売する商品によって、届出や許可が必要な物があります。詳細は下記ページをご参照ください。
関連記事はこちら
特定商取引法に基づく表示の内容決定
ネットショップはこの表示を確実に行う必要があります。「特定商取引法」11条では、通信販売を行う際の広告について、「必要的記載事項」を表示することが義務付けられています。詳細は下記ページをご参照ください。
関連記事はこちら
まとめ
ネットショップ開業にあたり、事前に身につけておきたい知識においては、ネットショップ運営に関連する全ての情報を頭に入れ込む必要はありません。自分の店舗に必要な知識、そうでない知識の見極めも重要な要素となります。今やネットショップ運営に関連した情報は大変多く存在するので、全て鵜呑みにしないように気をつけましょう。