3Dセキュア認証項目の一部必須化について
2024年8月以降、国際ブランド(VISA)のレギュレーション変更に伴い、
本人認証を行うEMV3Dセキュアの取引において、これまで任意としていた認証項目が一部必須化となっております。
つきましては、以下の通りご対応いただきますようお願い申し上げます。
ご依頼事項
- EMV3Dセキュアの認証要求電文において、これまで任意とされていた一部項目が必須項目となっております。
現状の貴社のEMV3Dセキュア電文をご確認いただき、以下に記載の対象電文と対象項目表に従って項目を設定ください
ますようお願い申し上げます。 - トークン決済サービスまたはカード情報保持機能をご利用中の加盟店様におかれまして、3Dセキュア認証項目をトークンで取得可能な機能をリリース予定となります。リリース詳細については、補足資料「1.3Dセキュア認証項目の一部必須化に伴う追加機能リリースについて」をご確認ください。また本機能リリースに伴い、2025年7月1日付で規約変更がございますので、改定規約をご一読ください。
【リリース予定機能】
・3Dセキュア認証項目のトークン対応・・・3Dセキュア認証項目をトークンで取得可能な機能です
・3Dセキュア認証項目の保持機能・・・3Dセキュア認証項目を会員IDに紐づけて弊社でお預かりする機能です
対象電文
3Dセキュア認証電文:3Secure
3Dセキュア認証カード決済Master電文:1Check、1Auth、1Gathering
3Dセキュア認証会員情報登録電文:4MemAdd、4MemChg
対象項目表
項目内容 | 項目名 | 要件 |
---|---|---|
ユーザ名 | Billing FirstName |
姓名の組合せ、 またはフルネームの いずれか1つ 必須 ※カード名義の ローマ字 |
ユーザ姓 | Billing LastName |
|
ユーザ フルネーム |
Billing FullName |
|
ユーザ Eメール |
Billing |
いずれか 1つ必須 |
ユーザ 電話番号 |
Billing PhoneNumber |
|
ユーザ 携帯 電話番号 |
Billing BillingMobilePhone |
弊社が提供する三者間画面にて、エンドユーザ様に入力いただく必須項目(ユーザフルネームとユーザEメール)は原則表示としております。
エンドユーザ様に入力いただくための貴社ご対応は不要となります。なお、三者間電文にて当該項目を送信いただいた場合は三者間画面の表示時に初期値として自動反映いたします。
ECカートもしくはECカートモジュールの開発会社に対応状況をご確認いただき、ECカートの機能をアップデートしていただきますようお願い申し上げます。
注3)トークン決済サービスにてEMV3Dセキュアをご利用のお客様現在、加盟店様で取得頂いた認証項目を電文にセット可能なIFをご提供しております。エンドユーザ様に入力いただくための画面ご用意は貴社にてご対応が必要となります。2025年7月以降、認証項目をトークンで取得できる機能をリリース予定となります。「ご依頼事項」をご確認ください。
FAQ
今回必須となる項目を連携する目的は何ですか。
EMV3Dセキュアは、イシュアが正確な認証判定を行うための真正なカード会員データに依存する仕組みです。そのため、イシュアでの認証成功率、承認率、フリクションレス率、不正検知率の上昇を目的として今回のEMV3Dセキュア電文内に必須項目として追加されました。
項目連携できない場合、EMV3Dセキュア認証はエラーとなりますか
弊社システムにおきましてエラーとはなりません。
項目定義の詳細を教えてください。
ユーザの姓名は支払に使用するカードの名義人名のローマ字となります。
Eメール、電話番号、携帯電話番号は、カード会員が支払いの際に入力、或いは加盟店に登録した連絡先となります。
Eメール、電話番号、携帯電話番号は、カード会員が支払いの際に入力、或いは加盟店に登録した連絡先となります。
連携した項目の情報がカード発行会社の情報と一致しない場合どうなりますか。
カード発行会社の判断で認証が行われます。
固定値を設定して連携してもよいですか。
真正のカード会員データを設定する必要がございます。固定値等の値はイシュアが正確な認証判定を下すのに役立ちません。真正のカード会員のデータの代わりにこうした値を設定しないでください。
本件に関するお問い合わせ先
本件に関するご質問は以下までお問い合わせください。
認証取得
ソニーペイメントサービスでは、購入者に決済代行サービスを安心してご利用いただけるように、最善のセキュリティ対策を行っております。