ネットショップ運営者がクレジットカード決済を
導入するメリット

公開日:2018年03月26日

更新日:2024年12月03日

ネット通販の利用が当たり前になり、PCやスマートフォン、タブレットなどさまざまな端末からネットショップにアクセスされる今、ユーザーはより簡単かつ安全な決済方法を求めています。
中でもクレジットカード決済はネットショップでの購入において親和性が高く、ネットショップ運営者にとっても多くのメリットがあります。

今回は、クレジットカード決済のメリットやネットショップへのクレジットカード決済のスムーズな導入方法をご紹介します。

クレジットカード決済に関する基本的な仕組みについては、

ネットショップでもっとも利用されている決済手段は?

総務省が公開している「平成27年通信利用動向調査の結果」によれば、「インターネットで購入する際の決済方法」で最も多いのは「クレジットカード払い」で、平成26年度は64.8%、平成27年度は69.2%となっています。

ちなみに、2位以下は「代金引換」(39.0%)、「コンビニエンスストアでの支払い」(36.1%)、「銀行・郵便局の窓口・ATMでの振込・振替」(26.5%)と続いています(いずれも平成27年度)。

クレジットカード決済は現在、ネットショップで最もよく利用されている決済方法であり、しかもその他の決済方法の利用率を大きく引き離しています。

ネットショップ運営者がクレジットカード決済を
導入するメリットとは

クレジットカード決済の導入は、ネットショップ運営者に次のようなメリットをもたらします。

売上向上

単純に、売上向上につながります。その理由は利用者の購入タイミングを逃さずにすむというのが最も大きいでしょう。クレジットカード決済は利用者が商品をカートに入れ、カード情報などを入力して購入を確定した時点で決済手続きが終了するため、手持ちのお金がなくてもかんたんに商品を購入する事ができます。<

また、クレジットカードのポイントやキャンペーンが販売促進につながる、利用者が振込みや支払いに行く手間が省ける、分割払いなどが選べるため購入単価が上がりやすい傾向がある、すぐに使える現金が手元になくても購入できるなど、購入率のアップが見込めるため、クレジットカード決済の導入は売上アップに貢献すると言えるでしょう。

工数削減

利用者の購入手続きが完了したあと、ネットショップ運営者側は実際に購入者から入金が行われたかどうかなどのチェックを行う必要がなく、決済管理業務が減ります。また、注文と同時に支払いが行われるため、売掛金の入金消込も必要ありません。クレジットカード決済の導入により、こういった工数を減らすことが出来る事も大きなメリットと言えます。

信頼向上

利用者から見て、クレジットカード決済が行えるネットショップは信頼のバロメーターとなります。国際ブランドカードが使用できるサイトは加盟店審査に合格した信頼できるサイトと認識されます。逆にクレジットカード決済の導入が行われていないネットショップは信頼性に欠けるという印象を与えてしまうでしょう。

未回収リスクの軽減

銀行振込などと比べて未払いや入金遅れ等のトラブルが減ります。購入者の口座から自動的に引き落とし手続きが完了するため、未回収リスクは低くなります。

クレジットカード決済導入の方法

クレジットカード決済の導入はどのような方法で行えば良いのでしょうか。方法は2つあります。

個別でクレジットカード会社と契約する方法

クレジットカード会社と直接、契約する方法です。この場合、クレジットカード会社と利用料率についての交渉を行える事がメリットです。ただし、それぞれのクレジットカード発行会社と直接契約することになり、締め日・支払い日が違うため管理業務が煩雑になります。また、各カード会社と直接契約して加盟店となるには相当な手間や時間がかかり、現実的ではない場合が多い現状となっています。

決済代行会社に委任する方法

決済代行会社に委任してクレジットカード会社と一括契約する方法です。審査・契約を代行してもらえるため、導入までがスムーズに進みます。接続システムは代行会社1社分のみ用意すれば良く、開発コストも抑えられます。システムが単独ということはセキュリティも強固にしやすいと言えます。<
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また、決められた入金サイクルで決済代行会社から各クレジットカード会社の利用分がまとめて入金されるため、1つの管理画面だけで管理を行う事ができます。デメリットは各クレジットカード会社への手数料に加えて、決済代行会社への手数料が発生することです。

まとめ

ネットショップを運営する上で個別にクレジットカード会社と契約するのは業務負担が大きく、導入コストもかかります。また、複数のクレジットカード会社とそれぞれ契約するとなると、工数削減というメリットも十分に生かすことができません。多くのネットショップにとってクレジットカード決済を導入する際の現実的な選択としては、1回のシステム連携で複数のクレジットカードとの連携が可能となる決済代行会社と契約する方法が最良と言えるでしょう。

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