Facebookを活用した
ネットショップ集客方法
公開日:2023年03月29日
更新日:2023年03月29日

利用ユーザーが実名で登録し、さまざまな種類の広告を掲載できるFacebookは、ネットショップの集客に大いに役立つSNSです。より効果が得られるよう活用するコツはどこにあるのでしょうか。
今回はFacebookを活用したネットショップ集客方法をご紹介します。
ネットショップ運営者がFacebookを活用するメリット
ネットショップのひとつの弱点としては対面販売ができる実店舗と違って、ユーザーとの双方向のコミュニケーションを取りづらいという側面がありますが、FacebookをはじめとするSNSを活用すれば、その弱点を補い、ユーザーとのコミュニケーションを取ることが可能となります。コミュニケーションをとることで、商品の認知度が向上する、新規やリピート購入につながる、ユーザーの意見が直接くみ取れる、ブランドイメージが高められるといった効果が見込めます。
しかもFacebookは、TwitterやInstagramと違い、ユーザーが実名で利用するSNSです。これはユーザーとの間にリアルイベントに近い接点を作ることができるということです。また、ネットショップ側、ユーザー側の双方とも無料で利用できることも大きなメリットです。
ネットショップのアカウント運用による集客のコツ
ビジネス用Facebookページには、製品のタグ付け機能が備えられています。商品購入ページへ誘導したり、商品への問い合わせを受け付けたり、ネットショップへ送客したりすることが可能です。無料で簡単に設定できるので、ソーシャルコマースの手法の一つとして利用できます。
ただし、Facebookでは商品の宣伝ばかりを行うのは得策ではなく、逆に敬遠され飽きられてしまいます。直接商品を売り込むのではなく、企業の理念やショップのコンセプトを伝える、お客様の声を伝える、生活情報や豆知識を掲載する(あるいは募集する)といったことでユーザーとのつながりを作り、徐々に親和性を高めていくことがネットショップのブランディングや集客へとつながります。
Facebook運用効率化のポイント
Facebookには投稿を事前に複数用意しておき、公開する日時を指定できる予約機能があります。また、Facebookページに「お問い合わせ」や「詳しくはこちら」等のコールトゥアクションボタンを設置することもできます。これを使えば商品やネットショップに興味を持ったユーザーをスムーズにサイトに誘導できます。
さらに、Facebook内の広告「Facebook広告」も利用できます。ちなみに、現在はFacebookの管理画面からInstagramへも広告を出すことが可能です。
Facebook広告の種類とメリット
Facebook広告にはどんな種類があるのか、代表的なものを紹介します。
Page Like Ad
Facebookページに対して「いいね!」をもらう機能に特化した広告です。画像とテキストを用意して配信します。画像の下には現在のファン数とFacebookページに対する「いいね!」ボタンが表示されます。シンプルで、Facebookページのファンを獲得するために役立つ広告です。
Mobile App Ad
モバイルニュースフィードにモバイルアプリの広告を掲載し、直接アプリストアにリンクすることで、アプリのインストールを促すことができる広告です。インストールしたアプリは広告から直接起動できます。ディープリンクを設定すれば、そのままアプリ内の特定のページへ誘導させることも可能です。
Photo Ad
写真広告です。写真に対してユーザーから「いいね!」、シェア、コメント等のアクションをもらうことが目的です。リンクは挿入できません。サイトへの誘導機能がないのはネットショップ側にとっては物足りなさを感じるかもしれませんが、ユーザー視点に立てば宣伝臭さがなく、好感度が上がりやすいと言えます。
Link Ad
Facebook上ではなく外部のWebサイトにリンクして誘導したいときはこのリンク広告を利用します。ネットショップ等外部のWebサイトの指定ページへの送客効果が見込めます。
Video Ad
Facebookページ上で動画を再生させられる動画広告です。写真よりも映像で見せたい商品や映像だからこそ伝わるといった商品に適しています。Photo Adと同じくリンクの挿入はできません。
Facebook運用の注意点
Facebookを運用する際は炎上や乗っ取りに注意する必要があります。運用フローを整備して投稿内容をチェックする体制を作ること、アカウントを厳しく管理することが要求されます。
まとめ
Facebookはネットショップにとって活用しやすく、認知度の向上や集客に結びつけやすいSNSです。その機能についてよく理解し、ユーザーとの距離を近いものにして、運営するネットショップのファンを獲得していきましょう。