イベント開催における
成果を生み出す
販促向上の方法について
公開日:2023年03月29日
更新日:2023年03月29日

ネットショップを運営している事業者にとって、運営するネットショップで開催するイベントは、販促の成果を向上させる一つのアクションであると言えます。今回はイベントを開催することでどのような成果が見込めるか等についてご紹介いたします。
ネットショップが開催するイベントの意味とは?
日々のネットショップ運営業務として、定期的な商品ページの追加や、ただ単に売り場の環境を整備したりしているだけでは、単純に売上げの拡大にはつながりにくいのが現状です。そのため、販促アイデアを盛り込んだイベントを開催する事で、売上げの拡大や在庫の圧縮、ユーザーへのアプローチによるリピート購入、そして新規顧客獲得のきっかけ等につながります。
ネットショップでよく見られるイベントの内容について
イベントの内容としては、以下のような企画が、多くのネットショップにより連日開催されています。
・ポイント○倍キャンペーン
・新規出店店舗限定セール
・期間を分けての商品ジャンル別キャンペーン
・オマケ付きの期間限定商品
・在庫のみの処分価格セール
・期間内に購入すると製品保証の期間を延長するイベント
・ユーザーのみが利用できるクローズドのイベント
上記以外にも沢山のイベントが企画できます。
モールが主催するイベントの特徴
モール出店事業者は、ショッピングモールが主催するイベントに便乗する事で、モールが持つ集客力を活かした販促が可能となります。ただし、モール内の競合店舗も同じ足取りを歩む事になるので、単にイベントに参加するだけでは大きな成果は見込めず、イベント参加においても競合店との差別化を図る必要は必ずあると言うのが現状です。また主催がモールになりますので、モール出店者はあくまでもモールが定めるルールに準拠した内容で進行していくことになります。
自社サイトで開催するイベントの特徴
自社サイトを運営している事業者はモール出店者とは違い、イベントの内容や開催ルール等をネットショップ運営者自ら定められることが大きなメリットとなります。例えばユーザーに対して新たに入荷した商品の案内を最優先で行い、送料無料キャンペーン、人気商品や消耗品のセット企画やゲリラセール等、モール出店者にはできない内容のイベントの開催が行えます。
モールで開催されているイベント内容よりも自社サイトのイベント内容の条件がよければ、検索ユーザー等はおのずと自社サイトでの購入を検討するでしょう。
モールの集客力には頼れない自社サイト運営の際のポイントとしては、ユーザーに対して、わかりやすい内容で事前にイベント開催の告知を行う必要がある、ということでしょう。
イベント開催を行うことでもたらされるメリットとデメリット
イベント開催の大きなメリットは、やはり販促成果の向上が見込めることでしょう。
事前告知を行い、または急遽開催、短時間イベントといった躍動感のあるアプローチと、それに見合った商品構成においては十分に事前検討する必要があります。
イベント開催には場合によってはデメリットもあります。同じイベントを定期開催していると、そのイベントしか利用しないユーザーが増える可能性も多く、似たようなパターンのイベント内容だとユーザーにも飽きられてしまいますので、毎回趣向を凝らした内容のイベントの開催を意識しましょう。また、イベントは1つ開催していれば良いというものではなく、有名店舗等は随時複数のイベントを開催や終了期間を巧みに調整し、それぞれのターゲットに対してイベントを走らせています。ネットショップ運営者が定めるターゲットの中より、さらにセグメントしたターゲットに向けて企画の内容を変化させたイベントの開催により販促向上を見込めます。様々なイベント開催のノウハウを活かしたテクニックといえるでしょう。
まとめ
ユーザーや潜在顧客に対し、十分に考慮した内容でイベントを開催する事で売上げの拡大以外にも、そのネットショップがいつもにぎわっている感覚を演出する効果があります。これは、ユーザーをつなぎとめる役割や潜在顧客を新規顧客に引き上げるといった要素を多く含んでいます。いざイベント開催してはみたものの思ったよりも反応が無い場合には、あきらめずにアイデアをひねり随時チャレンジしていきましょう。必ず成功の法則を導くきっかけとなる、イベントノウハウが蓄積されていくこととなります。