Webサイトにおける保守業務の重要性

公開日:2018年05月14日

更新日:2018年05月14日

Webサイトは公開が完了すれば完成ではなく、サイト公開後は保守業務が発生します。保守業務とは具体的にどのようなことを行うものなのでしょうか。

今回は、Webサイトにおける保守業務の内容や気を付けるべきポイントについてご紹介します。

サイト保守作業が重要な理由

Webサイトの保守作業とはサイトを安定稼働させるために、プログラムやデータベース、サーバーの更新や管理を行うものです。中でもプログラムなどソフトウェアの更新は、機能の向上や改善のためという目的に加えて、セキュリティの強化のためにも重要な作業です。

サイトへの悪意ある攻撃は年々その数が増え続け、手口も巧妙化しています。これに対抗してプログラムの脆弱性をカバーし、サーバーやネットワークの安全性・安定性を保つために必要不可欠なのがサイトの保守作業です。

運用と保守の違い

サイトの保守と混同されやすい言葉に、サイトの運用があります。両者にはどのような違いがあるのでしょうか。

サイトに掲載する記事を更新すること、情報を追加することなどは運用業務です。新しいコンテンツを加えることも運用業務の一つとして行います。

サイトに掲載する記事を更新すること、情報を追加することなどは運用業務です。新しいコンテンツを加えることも運用業務の一つとして行います。一方、サイトを安定稼働させるためにシステムを改修すること、アプリケーションのアップデートをすることなどは保守業務になります。「運用・保守業務」という言い方もされるために同じものと思われることもありますが、厳密には運用とはサイト上の情報(画像や動画を含むコンテンツ)を扱うもので、保守とはサイトを支えるシステム(ソフトウェアとハードウェア)を扱うものです。

具体的な保守業務

では具体的にどのような保守業務があるのかを見てみましょう。

ドメイン、サーバーの更新

ドメイン名は1~数年で登録の有効期限があり、更新時期が来ます。有効期限を忘れて放置していると契約が延長されず失効し、ドメイン名が使えなくなってしまうので注意しなくてはいけません。

更新前にはドメインを提供している事業者からメールが来るので、チェックを怠らないようにします。(メールアドレス変更時には登録情報の更新も忘れずに行いましょう。)同じようにレンタルサーバーの契約更新も忘れないように気を付けてください。こちらも更新時期を忘れているとサイトが表示されなくなるなどのトラブルが発生します。

SSL証明書の更新

SSL証明書にも有効期限があります。この場合は更新を忘れていると期限切れの警告が出るようになります。ネットショップなどではユーザーに対してマイナスイメージを与え、信頼感を失いカゴ落ちリスクが高まるため注意が必要です。

CMSのアップデート

CMSをはじめとするツールのアップデートも欠かせません。常に最新の状態に保つことで脆弱性を突く攻撃、不正なアクセスからサイトを守ることができます。問い合わせフォームなどのアプリケーション、OS、ミドルウェアも同様です。アップデートはセキュリティ面以外にも、最新のブラウザで正しく表示されるため、正しく動作するためにも必要です。

外部サービスとの連携調整

SNSや外部のサービスと連携している際は、それらのサービスの仕様変更などに応じた調整も行うようにしましょう。しっかりと連動できていることを確認しておかないとせっかくの機能が活かせず、不具合が発生したり、ユーザーにも対応の遅いサイトという印象を持たれてしまいます。

まとめ

Webサイトの保守業務はサイトの運用を支える重要なものです。運営者が気を付けることも大事ですが、技術的な作業も多いため外部のサイト保守・メンテナンス業務を行っている業者に依頼するのもおすすめです。

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