WordPressを使ったネットショップ運営の方法
公開日:2018年03月29日
更新日:2018年03月29日

ブログや個人サイト、ネットショップや企業サイト等、比較的簡単にサイトを作って運用できるソフトウェアとして知られるWordPress(ワードプレス)。このWordPressをネットショップ運営に利用する利点、そしてその方法についてご紹します。
WordPressでサイト運営をする利点
WordPressは2003年に、ブログを作成するためのオープンソースのシステムとして公開されました。しかしその後、利用者のニーズに応じて多くの改良が加えられ、現在ではECサイトを作るためのCMS(コンテンツマネージメントシステム)としても利用されるようになっています。このWordPressを使ってネットショップを運営することには、無料で使えることのほかに、以下のような利点があります。
更新が簡単
WordPressには数え切れないほどのテンプレートが用意されています。どんな画面構成のWebサイトにするかは、そのテンプレートから選んで決めることができます。ページデザインのためのテーマも豊富に用意されていて、それを利用するだけでセンスの良いサイトを作り上げることができるでしょう。もっとオリジナリティが欲しいという時には、自身でデザインをカスタマイズすることもできます。
自由に機能追加が可能
プラグイン(拡張機能)の種類も豊富で、プログラムに関する専門的な知識がなくても機能を追加することが可能です。ネットショップ運用のために役立つプラグインについては後述しますが、WordPressは構造的にSEO対策に有利と言われており、SEO対策用のプラグインも利用できます。
WordPressでネットショップを運営する方法
次に、WordPressでネットショップ運営を行うために知っておきたい知識やテクニックをご紹介します。
WordPressのプラグインを利用する
WordPressにはショッピングカートシステムの無料プラグインがあり、ECサイトの機能を簡単に実装することができます。そのなかの一つに「Welcart(ウェルカート)」があります。「Welcart」は日本初のWordPress専用ショッピングカートで、商品管理、顧客管理、受注管理などの基本機能に加えて、クレジットカード決済、クーポン発行、送り状連携、ダウンロード販売といった機能も備えた無料のショッピングカートシステムです。さらに「Welcart」で使える決済代行会社との契約で、クレジットカード決済、コンビニ決済、銀行振込など様々な決済手段を導入することができ、一括で管理が可能です。
WordPressと外部のレンタルカートを連携する
本体サイトはWordPressで運用し、ショッピングカートシステムは外部のレンタルカート(商品カゴの機能)を別に導入し、組み合わせて利用することもできます。ショッピングカートシステムの中には、ネットショップ構築の諸機能は持たず、商品カゴの機能のみ提供しているところがあります。WordPressのサイト構築、更新は慣れていて、新らたに決済機能を取り入れたいなどの状況ではこちらの方法もおすすめです。
もともとあるECサイトにWordPressを組み込む
自社で制作したECサイト、またはEC-CUBE(イーシーキューブ)などのネットショップ構築パッケージで作ったサイトに、WordPressを組み込んで使用することも可能です。WordPressは軽快な動作や使いやすさが特徴なので、その機動力の高さを生かして更新性の高さや応用性を重視するネットショップの運用に向いています。
まとめ
自社サイトでネットショップを始めたい、サイトのデザインや更新、商品紹介ページの追加等も自分たちの手で素早くスムーズに行いたいという人にとって、WordPressは頼もしい味方になります。最初からネットショップを開設する目的ではなくてもかまわないので、まずはWordPressがどのようなものであるかテスト的に導入を行い、操作してみることから始めてみてはいかがでしょうか。