ネットショップをモールで開業するメリット・デメリット

ネットショップをモールで開業するメリット・デメリット

これからネットショップを始めようとする際、多くの人が迷うのが独自ショップを立ち上げるのか、それともECモールに出店するのかということではないでしょうか。

ここではネットショップをモールで開業することのメリットとデメリットについて整理してみます。

ネットショップの開業方法

ネットショップを開業する際は大きく分けて、自社で独立したサイトを立ち上げる方法と、ECモールに出店する方法があります。前者は自社ECサイト、独自ショップなどと呼ばれます。後者はモール型通販サイト、モール型ショップなどと呼ばれます。

ECモールは楽天市場AmazonYahoo!ショッピングWowma!ポンパレモールQoo10、などがよく知られています。国内のネットショッピング利用者の7割以上が、これらのECモールのいずれかを利用したことがあると言われています。

なお、自社サイトを持ちながらモールにも出店しているケースや、複数のモールを並行して利用しているケースもあり、ネットショップの開業を行う際、自社サイトかモールかは必ずしも二者択一というわけではありません。

モールに出店するメリット

ネットショップを開業しようと考えている人がモールに出店するメリットを挙げてみましょう。主に次の3点に集約されます。

機能が整っている

商品検索機能、ショッピングカートシステム、レコメンド機能といった一通りの機能がそろっています。モールによってはほかのショップの商品が類似商品やおすすめ商品として表示されることがありますが、逆のパターンもあるので相互にメリットがあるといえます。

集客をモールに任せられる

モール自体に知名度があり、その中からショップや商品を探そうという利用者が多いため、独自ショップのようにショップがみずから集客やマーケティングに注力する必要はそれほどありません。また、それぞれのモールが行っている広告や販売戦略活動、SEO、メールマガジンやポータルサイトなどからの誘導も強力です。モールが各ショップの販促のために用意している有償の販促プランなどを利用することもできます。

顧客に大手モールの安心感を与えられる

顧客が安心感・信頼感を持ちやすい傾向があることも見逃せません。大手モールを利用しているということからくる安心感によって、商品の品質、顧客対応、商品配送、セキュリティなどに関する不安要素が減り、顧客の心理的ハードルが下がります。

モールに出店するデメリット

逆に、デメリットとして挙げられるのはどのような点でしょうか。

独自の集客ができない

競合他店と差別化してオリジナリティを出して、固定客を得るといった戦略を展開するには不向きです。ショップとしてのブランディングは非常に難しく、ほとんどの利用者が「あの大手モールの中の一ショップ」という印象を持つでしょう。また一部の顧客情報はモールが管理しています。各ショップの運営者はその一部の顧客情報へアクセスすることができません。商品企画、品揃え、キャッチコピーなどは顧客情報を参考に作成したいところですが、モールでは利用できません。

柔軟なカスタマイズができない

商品ページを作成する際、Amazonなどはとくに、既成のフォーマットに則ったレイアウト、商品説明、画像掲載しか基本はできません(特定のストアを除く)。1つのページに複数の商品を載せることも不可です。そのことが商品の探しやすさや閲覧性を支えているとも言えますが、反面、ショップ側が訴求したい内容を目立たせることなどは難しくなっています。

競争が激しい

モールの特性上、モール内に競合他店が数多く存在することになり、競争が激しく、その中に埋もれがちになってしまいます。これは多くのネットショップが参入しやすいモールのブランド力を借りていることの裏返しでもあります。またほぼ同じ商品を取り扱っているショップも多く参入をしてくるために、商品カテゴリによってはすぐに価格競争に陥りやすい環境であると言えるでしょう。

まとめ

モールに出店する場合も、独自ショップを立ち上げる場合も、それぞれにメリットとデメリットはあります。昨今では無料や格安のショッピングカートシステムなどを利用することで、かんたんにネットショップを立ち上げることも可能になっています。さまざまな角度から自社に合った開業スタイルを検討してみましょう。