ネットショップ専用の銀行口座を
開設するメリット

公開日:2018年03月29日

更新日:2018年03月29日

ネットショップの運営を始めるときには、既に持っている銀行口座をそのまま使うという方法もありますが、ビジネスとして始めるなら、やはりビジネス専用の口座を開設した方が良いでしょう。
ここでは、ネットショップ専用の銀行口座を開設するメリットと選び方についてご説明します。

ネットショップ運営で使う銀行口座の注意点

ネットショップを運営するときには、個人名義のプライベート口座をそのままネットショップ運営に使用することははやめておくべきです。事業を始めると帳簿をきちんとつける必要がありますから、プライベートの入出金がある口座を使うと管理が困難になってしまいます。

また、他の事業に使っている口座がある場合にも、その口座を使い回すのではなく、ネットショップ運営専用の銀行口座を作った方がよいでしょう。

銀行振込の際に振込先が個人名義や、ショップ名とは関係のない名義のものであると、購入者としては「本当にネットショップをやっているのだろうか?」「商品を送ってくれないのではないだろうか?」と不安になることもあります。ネットショップの口座を作ることで、購入者から信頼を得やすくなるというメリットがあります。

ネットショップの屋号で口座を開設できる?

法人であれば権利義務の主体になりますから、会社名義で銀行口座を開設することが可能です。しかし、個人事業主の場合には、長年その屋号で事業を行っていても、屋号のみでの口座開設は難しいようです。理由としては、振り込め詐欺やマネーロンダリングなどを警戒しているためと言われています。

ただし、銀行によっては「屋号+氏名」という形の屋号入り口座を開設することができます。また、ゆうちょ銀行では、屋号のみの振替口座(送金に特化した口座)を開設することも可能です。

屋号入りの銀行口座を作るときには、税務署に提出した開業届の写しが必要になります。また、実際にその屋号で事業を行っていることが確認できる資料(ネットショップのURLなど)の提出が求められることもあります。屋号入り口座の開設手続きは、各銀行によって異なりますので、口座開設を希望する銀行に問い合わせることをおすすめします。

ネットショップ用口座を作る銀行の選び方

ネットショップ用の口座を開設するときには、名前のよく知られた銀行を選ぶのがよいでしょう。親しみのある名前の銀行が振込先に指定されていれば、購入者はそれだけで安心感を覚えます。特に、インターネットの通販では全国の利用者から注文を受けることになりますから、振込先を認知度が低い地方銀行や信用金庫の口座にするのは得策とは言えません。

また、同一銀行間の振込は振込手数料が安くなったり無料になったりすることもあります。手数料の負担を少なくするために、自分が取引している銀行の口座が振込先に指定されているネットショップで購入したいという人は少なくありません。ネットショップ用の口座は、できるだけ利用者の多い銀行で開設するのがおすすめです。

なお、ネットショップを複数運営していくという展開を視野に入れている場合はそれぞれのショップ用に複数の銀行で口座を開設するという方法もあります。複数の銀行口座を用意することで、どのショップで入金があったかすぐに分かるため入金確認作業の効率化が図れます。ただし、銀行口座を増やすとその分資金管理は煩雑になりますから、メリットとデメリットを比較して口座開設しましょう。

ネットショップを始めるときには、多くの人が親しみを感じる銀行で、屋号入りの銀行口座を開設することをおすすめします。専用口座を作ることで、私生活にかかる費用とネットショップ運営にかかる経費を混同せずに管理でき、経理にかかる工数や確定申告時の手間を省くことが可能です。

ネットショップでは日々の入出金の管理を効率的に行うことも重視しなければなりません。購入者の利便性と管理の効率化を図るためには、的確でスムーズな入金確認が可能となる決済代行会社を利用することをおすすめします。

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