継続的な支払いに適した口座振替のメリットとは
公開日:2018年03月26日
更新日:2018年03月26日

口座振替と聞いて思い浮かぶのは公共料金などの自動引き落としサービスではないでしょうか。
しかしこの口座振替による決済は、ネットショップにも導入することができます。
口座振替を導入するメリットや、どのような商材を扱うネットショップに向いているのかなど、口座振替についてご紹介します。
口座振替とは
口座振替とは、購入者が利用している銀行などの金融機関口座から料金を自動引き落す決済サービスです。銀行振込は購入者が代金を自ら現金もしくは自身の口座から相手の口座へ振り込む必要がありますが、口座振替では購入者が初回に登録手続きを行えば、以降の支払い時には振込作業などを行う必要はありません。公共料金やクレジットカードの引き落としで利用していてなじみがあるという人も多いでしょう。
口座振替導入のメリット
ネットショップ運営側は決済手段の一つとして、この口座振替を導入することができます。導入にはどのようなメリットがあるのかを見てみましょう。
未回収リスク軽減
予め決められた日に支払い金額が自動引き落としとなるので、ネットショップ利用者の振り込み忘れがなくなります。したがってネットショップ運営側としては入金率が向上、未回収リスク・解約リスクが軽減されます。
事務作業の工数が減る
振替日が決まっているため入金確認や入金管理に必要な事務作業が減り、工数削減、コスト削減を実現できます。これにより人的業務が減らせる事で、ミスの発生を防ぐことにもつながります。
口座振替の注意点
購入者が初回登録を行う際には書類の取り交わし、口座番号の通知といった作業が必要になります。ネットショップ運営側として、一連のフローをスムーズに行えるよう体制を整えておくようにしてください。口座振替登録には下記の3つの方法がありますので、業務フローに合わせて選択すると良いでしょう。
紙口座振替登録
購入者が記入した振替依頼書類をネットショップが各金融機関または収納代行会社に提出し口座振替登録を行います。インターネット上で個人情報を登録することに抵抗がある購入者におすすめです。口座振替登録完了までには一定期間を有します。
Web口座振替登録
購入者は書類に記入する必要がなく、Web上に設置された専用の申込み画面に必要事項を入力するだけで口座振替の登録がリアルタイムに完了します。紙講座登録と比べてネットショップは手続きの工数・郵送コスト・書類管理リスクの低減が図れます。
ペイジー端末口座振替登録
ペイジー端末(事業者側が用意する専用端末)とスマートフォン、タブレットを利用した登録受付方法です。購入者が持つキャッシュカードを直接読取るため、記入漏れやミスの防止につながります。専用端末は小型で営業担当者の負荷なく持ち運び可能です。
口座振替に向いている商材とは
口座振替は、継続的に課金が発生する商品や、定期購入などの商材を取り扱う事業者に向いています。
例えば、ケーブルテレビの受信料、教育サービスなどを提供していて月謝が発生するケース、会員制・月額制でデジタルコンテンツを利用し放題といったサービスにも適しています。定期購読する雑誌やデジタルメールマガジンもあるでしょう。
また、レンタル製品の支払い、高額商品の割賦販売代金支払いにも利用できます。定期的に代金が発生する商材を扱っている事業者にとって、商品代金を定期的に自動で集金できる口座振替は、未回収リスクの軽減や事務工数の削減など多くのメリットを生む利用価値の高い決済方法であることは間違いありません。ソニーペイメントサービスでは、事業者様に代わって口座振替による代金集金を行うサービスを提供しています。ぜひご検討ください。