ネットショップ店長の仕事~売上管理編~

ネットショップ店長の仕事~売上管理編~

ネットショップの運営を行っていく中で、店長や責任者が行う日々の重要な業務となる売上管理。売上管理とはどのように行うのか、今回は売上管理の必要性や方法、管理項目においてのポイントをご紹介します。

売上管理を行う必要性

ネットショップ運営の際、その日の売上額が幾らであったか、その売上額は今月の売上目標に対して達成度が上がる数字であるのかを、ネットショップ運営者や責任者は確実に知る必要があります。日々の売上管理を通じ分析を行うことで、以降の運営業務にどう軌道修正を加えるか、またどのようなアクションを行う必要があるかなど、以降の運営計画を立てやすくなります。売上管理を行うのと同時に、以降の仕入計画や在庫数の把握、調整においても十分に計画を行っていく必要があります。

この売上管理がずさんなネットショップの場合、「最近売上が上がっているようだから安心」、「売上さえ上がっていれば大丈夫」 という安易な認識の状態が多く、仮にどのような商品に動きがあるのかが曖昧なまま、粗利の低い商品ばかりが売れており、結果販売数や出荷数は多いが利益に繋がっていないといったケースも見受けます。

売上管理の方法

ネットショップの規模や、事業形態によって様々な管理方法がありますが、基本となるのは、前日分の売上額の集計です。管理項目としては、その日の売上額に加え、週次売上額と週次達成度、月額売上額と月次達成度、年次売上額と年次達成度も一度に集計でき、確認できるとよいでしょう。可能であれば、粗利(売上総利益)集計も同時に行えればベストです。

他の売上管理項目

ネットショップ運営の売上管理において、可能であれば様々な項目においても数値を入力できるようにする事をお勧めします。商品別売上個数、合計販売個数、平均販売単価、出荷数といった数値の入力も後々様々な分析対象となり得る項目になります。勿論、実績のあるネットショップ運営企業は独自の分析項目や分析方法をノウハウとして持っていることが多く、過去のデータを参考に精度の高い運営計画が行えています。

売上管理と並行して行う作業

売上額やその他項目の入力が終わったら、それぞれのKPI(Key Performance Indicator=重要業績評価指標)に対しての評価と対策の検討を行います。その時点が週や月の前半、中間、後半であった場合、早急に対策できるもの、内容によっては対策を開始しても翌月や翌年に持ち越すものも出てくるケースが出てきます。いずれにしてもKPIの評価とそれに応じての対策は日を空けず、すぐ行うことをおすすめいたします。

入金管理

売上管理がスムーズに行える環境が構築できてきたら、入金管理についても自社のルールを作っていく必要があります。売上だけ管理できていても、以降の仕入れや販促計画に直結する運転資金の確保は必要であり、最重要事項であると言えます。ネットショップ運営の場合は、ユーザーが商品を購入した際の決済方法の種類が多く、銀行振込、代金引換、コンビニエンスストア払い、電子マネー決済、そして利用率が半数以上を占めるクレジットカード決済などがあります。販売する商品の特性やターゲット属性を考慮し、支持されやすい決済方法の導入を行いましょう。また、銀行振込以外の決済方法においては、実際ネットショップ側に着金するまでに期間を要するものもあります。手数料も差し引かれてからの着金になるので、それぞれの決済方法においての特性を予め考慮した入金管理を行う必要があります。

まとめ

業務の拡大に並行し、売上管理や入金管理にアレンジを加えていく事で、自社ノウハウが詰まった精度が高い独自の売上管理や入金管理が行えるようになっていくでしょう。売上額及び各項目においては、可能な内容で朝礼やミーティング時にスタッフへアウトプットする事で、スタッフが従事するネットショップが今どんな状態であるかを共通認識することが可能となります。ネットショップに関わる、様々な数値をスタッフ全員で共有する事で、モチベーションの向上や、業務への取り組み姿勢に変化を生み出すきっかけとなるでしょう。