ネットショップ運営で定期購入を増やすための工夫

公開日:2018年03月29日

更新日:2018年03月29日

ネットショップを利用して商品の定期購入をする人が増えています。定期購入はネットショップ運営側にとっても、購入者にとっても、多くのメリットがあるサービスです。

そこで今回は、定期購入者を増やすための工夫についてご紹介しましょう。

定期購入商品を扱うネットショップ側のメリット

2定期購入サービスを導入すると、ネットショップ側も、購入者側も、様々なメリットを得ることができます。どのようなメリットが考えられるかを見てみましょう。

まずはネットショップ側のメリットからご紹介します。

一定の売上が毎月見込めるようになる

定期購入サービスを利用する人が増えるほど、毎月安定した売上が得られることになります。ネットショップ側にとってはこれが最も大きなメリットでしょう。一定の売上額を見込む事ができれば、それをベースにすることで予算も立てやすくなります。

LTV(顧客生涯価値)が高くなる

定期購入者は通常の購入者と比べて、2回目以降の購入の手間が少なく済むことがメリットとなりです。購入者によっては何らかの理由で定期購入の解約も発生するとはいえ、解約の手続き自体が手間なので、何カ月先も契約を続けるといったことが起こり得ます。結果、ネットショップ側としてLTV(Life Time Value)が高い購入者を得たことになりやすいのです。

関与度の高い購入者からのデータや情報が得られる

単なる購入者ではなく、定期的な購入が固定化した購入者から、居住地域、年齢、性別などの属性データを得ることができます。固定客はネットショップ側にとって優良顧客です。そこから得られた情報をもとに、品質や品揃え、接客サービスなどの向上に生かすことで、更に多くの購入者を固定化していけるネットショップへと、運営レベルを向上させていくことが可能となります。

在庫管理がしやすく、過剰在庫を防げる

定期購入商品として販売数が確定しているものに関しては、出荷する商品の種類・数が事前にわかることで、在庫の調整や出荷管理が格段に楽になります。

運用の工数を減らせる

利用者の購入や連絡のタイミング、決済手段などがあらかじめ決まっているので、オペレーションの部分でシステム的に自動化がしやすく、結果的に工数を減らして効率的に運用できます。

ユーザー側のメリットは、わかりやすく二つあります。

より安く、もしくは特典付きで商品が購入できる

定期購入者は何%引き、もう一個プレゼントなど、定期購入商品には割引や特典などが付帯していることが多く、利用者にとって毎回商品を注文するよりも、大変お得感があります。この点が定期購入者にとってのメリットになります。

次回から注文の手間が省ける

通常の注文だと、次回分について前もっての注文を忘れてしまったり、都度の注文のためにかける時間が億劫だったりします。その点定期購入であれば、一度申込めば次回より自動で購入処理が行われ、大変便利です。

定期購入促進の工夫

定期購入サービスを導入する際は、ユーザーの利用を促進するための工夫が必要です。工夫として考えられるものを挙げてみましょう。

試供品を用意する

実際に商品を手にとって確認したいというユーザーのために試供品を用意します。実際に商品がユーザーの手元に届くので、より詳しい商品説明や、販売を促進する案内も同封することが可能となります。また、実際に体験してもらう事で購入率は格段に向上します。使ってみて気に入れば、その後定期購入へという流れを作ることができます。

初回無料で自動更新するプランを作る

初回の購入は無料で利用できる代わりに、会員登録をしてクレジットカード登録もしてもらうという仕組みを作ります。その後、翌月からは解約手続きをしない限り自動的に契約が更新され、料金がかかります。これも初回のお試し購入から定期購入を固定化してもらうという流れを作るものです。

割引

定期購入者になれば、以降の購入においては通常購入と比べて商品価格の割引が行われるという特典を用意します。シンプルにお得感を訴求できます。

特典・プレゼント

期間限定などの設定を行い、割引とは別、もしくは割引にプラスするなど、なんらかの特典やプレゼントがもらえるというキャンペーンを仕掛けるのも効果的です。

返金保証

商品が気に入らない場合は、初回に限り全額返金することを保証すれば、事前にユーザーは購入を決断しやすくなります。ネットショップ側にもリスクは生じますが、少なくとも日本においては実際に返金を希望する購入者はそれほど多くはないと言われているため、返金率や利益率が極端に落ちるということはおそらくないでしょう。

定期購入の商品を扱う際に用意すること

定期購入の商品を扱う際はクレジットカード決済のほか、口座振替による決済方法も選択できるようにしておきましょう。毎月、定期的に利用者の口座から商品の購入代金が引き落とされるというものです。クレジットカードを所有していない、またはクレジットカードを使うことに抵抗のある人にも選択肢を用意しておくことが大切です。

まとめ

ネットショップ運営において、多くのユーザーに支持される人気の定期購入商品を持つことは、先においても安定的かつ効率的に利益を得るための大きな強みとなります。事業者として定期購入の仕組みを導入していくのであれば、まずは定期購入に適した商品を用意すること、そして定期購入者を増やすための工夫をすることを考えてみてはいかがでしょうか。

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