購買意欲を引き立てる商品詳細ページの作り方
公開日:2018年03月29日
更新日:2018年03月29日

ネットショップで商品を購入しようと思っている人にとって、実際にその決断をする「場」となるのが商品詳細ページです。
そのページは訪れた人の心をつかみ、購入というアクションへ導くものでなくてはなりません。
今回は購買意欲を引き出すための商品詳細ページの作り方をご紹介します。
商品詳細ページの基本要素
商品を検索してネットショップにやって来た来訪者は、サイトトップページではなく、目的の商品詳細ページを見ることにより、商品の情報を知ることにより買うか買わないかの判断をします。
訪問者に商品を気に入ってもらい、商品を購入してもらう。あるいはそこからさらにサイト全体を回遊してもらうには、商品詳細ページでいかにインパクトを与え、ショッピングの醍醐味といえるワクワクドキドキ感を持ってもらえるかが重要です。以下、そのために必要な基本要素と押さえておきたいポイントについて説明します。
キャッチコピー
キャッチコピーには、来訪者にとって身近で分かりやすい言葉が含まれていなければなりません。商品詳細ページを見る人とは誰なのか、その性別や興味分野などの属性はある程度絞り込むことができるはずです。対象者=ターゲットにしっかりと届く言葉や情報を示せるかどうかがキーポイントになります。
ファーストビュー
Webサイトをブラウザで表示したときに、スクロールすることなく最初に見える範囲をファーストビューと呼びます。ここではインパクトを与えるとともに、このショップの特徴が一目でわかるよう最低限必要な情報を提示することが重要です。キャッチコピー、商品画像などを、目に飛び込みやすいデザイン・レイアウトで、コンパクトにまとめて掲載しましょう。
商品画像
どのような商品なのかを視覚的に伝える商品画像は、来訪者が真っ先に興味を持ち、また詳細に確認するものです。商品の特徴や良さが伝わり、使用イメージが分かりやすい画像を用意しましょう。商品によっては複数のアングルや、拡大できる画像を載せることも必要です。無形商材でも使用イメージが伝わる画像を掲載してください。
ベネフィット
商品説明文の前に、その商品を購入することで来訪者が得ることができる付加価値=ベネフィットを提示するのも効果的です。例えば商品が「蟹」であれば、食材の載ったテーブルを囲む家族団らんの光景を画像や映像で伝えるなどの方法です。この商品を購入すると、このような体験ができるとすぐに連想できるような提案が必要となります。ベネフィットを予め提示することにより来訪者の購買意欲を高め、背中を押すことにつながります。
商品詳細説明
商品概要、スペック、価格などをわかりやすく、読みやすく記述します。ネットショプ運営者自身の言葉で商品の特徴や使い方、ポイントなどを説明すると、利用者は少なからず親近感を抱いてくれるはずです。
レコメンド
例えばアパレルであれば色違い、サイズ違いなどの商品をあわせて掲載します。関連商品やその商品を買った人が他に買っている商品などを提示することで、来訪者がより強く欲しいと思う商品や、あわせ買いしたいと思う商品を購入することを促します。
レビュー
購入者のレビューを載せるのもアクセスを増やし、商品詳細ページを活性化するのに役立ちます。購入者によって、その商品を実際に手にとり使用した感想などが掲載される為、商品ページにある商品説明文とはまた違った商品の特徴が伺え、購入のキッカケとなりえます。
商品詳細ページを作ったあとに
欠かせないPDCAサイクル
商品詳細ページは一度作ったらそれで終わりにするのではなく、効果検証をしながらリニューアルを繰り返すことが大切です。商品詳細ページにおける効果とは着実にコンバージョンが得られることです。Plan(計画)→Do(実行)→Check(評価)→Act(改善)というPDCAを回しながら、実際に「商品が売れる」商品詳細ページを作り上げていきましょう。
ネットショップ運営においては実店舗運営とは違い、このPDCAを短い期間で回すことが可能でありメリットであると言えます。商品ページを作成した後、メールマガジンなどで顧客に告知を行った後、コンバージョンが想定した値より低ければなんらかの改善が必要ということになります。
まとめ
来訪者の購買意欲を引き出し、高めるには、商品を提供する立場として「伝えたいこと」だけを伝えるといった売り手の一方通行的な考えではなく、大切なのは買う側の立場になり、来訪者が購入に際してどのような情報が欲しいのか、どのような情報が分かりやすく掲載されていれば購入に至るか、この商品を通じて、購入者はどのような体験ができるかなどを考えてみることが欠かせません。そうした視点からいま一度、自サイトの商品詳細ページを見直してみてはいかがでしょうか。