ネットショップ運営における失敗事例 ~実は利益が出ていなかったケース~

ネットショップ運営における失敗事例 ~実は利益が出ていなかったケース~

ネットショップを運営する際に、KPIの一つとして「売上金額」を設定するかと思います。目標を掲げ、毎週、毎月、達成するために日々努力をしていくわけですが、売上規模のみでは決して自身のネットショップの評価は行えません。ここでは、売上を追い続けた結果、実は利益が出ていなかったネットネットショップに良くあるケースを紹介します。

利益額とは

ネットショップ運営はBtoC、BtoB、といったように、実店舗と同じく小売業や卸販売業であり、特性としてインターネット上で売買を行うことが認識されています。当然、事業者としては売上げの確保及び利益の確保に努めていくわけですが、その利益額においては、「売上総利益=売上高-(マイナス)売上原価」、「営業利益=売上総利益-販売費管理費」、「経常利益=営業利益+営業外収益-営業外費用」 といった、大きく3つに分類でき、それぞれにおいて十分に意識した中での業務遂行を心がける必要があります。

売上額ではなく利益額が大切という認識

ネットショップ業界においては、目指すべく売上目標の指標について、月商100万円、300万円、1,000万円といった数値がありますが、ここで注意が必要なのが、実際に販売する商品の利益はどれくらいのものであるかという認識です。仕入原価が高く、売上総利益が低い商品を扱う場合や、逆に仕入原価が低く、売上げ総利益が高いといった属性を持つ商品などもあるので、これからの売上げ拡大に向けて自身に最良と思われる、運営に無理が無い範囲での売上額と利益額のバランスを確実に設定しておく必要があります。また、売上の拡大に伴い、仕入内容や適正在庫数の判断といった部分においても、何らかの影響を及ぼす恐れがあることも認識しておく必要があります。

売り上げ目標を達成しても、経営が悪化してしまう場合も多い

ネットショップ運営者が陥るケースとして良く耳にするのが、売上目標の達成を意識しすぎて、変動費(広告費やモールなどにある売上げ手数料)が大きく膨らみすぎてしまい、売上は上がったが利益率が下がってしまったことで、利益額が減ってしまったり、実は赤字だった。といった場合があります。
販売結果が売上拡大となり、適正な利益額が確保できたのであれば、単純に仕入れを増やして売上げ拡大を行う方法が一般的な考え方ですが、やはりここは次なるステージに向けた運転資金の確保や内部留保などを意識することも大事です。

まとめ

このように、「単に売上を拡大していくことが事業主にとって有益であるかどうか」「適正な売上目標値と利益額の設定を行い、事業者のリスクも最低限に抑えて拡大を行っていくか」等の判断は絶対必要となります。また、売上拡大と同時に変動費や固定費といった経費も増加するという認識を持ちましょう。売上拡大は喜ばしいことなのですが、同時に利益率が低下しないために考えられる施策を実行する必要があるのです。