コンテンツマーケティングの
手法とメリット
公開日:2023年03月29日
更新日:2023年03月29日

コンテンツマーケティングは、集客や購買促進、顧客育成のための方法としてよく知られています。
コンテンツマーケティングにはどのようなメリットがあり、どのような活用方法が考えられるのでしょうか。
ネットショップ運営者も知っておきたいコンテンツマーケティングの概要についてご紹介します。
コンテンツマーケティングとは
コンテンツマーケティングとはWebサイトに魅力的で有益なコンテンツを用意することで、集客をし、顧客の興味を惹きつけ、商品に対する理解を促し、更に魅力を感じてもらう事で商品購入・売上向上につなげるマーケティング手法です。言い換えれば、潜在顧客を獲得し、顕在顧客に商品を売り、潜在顧客は優良顧客(ファンや支持者)に育てるための戦略の一つです。
日本では2014年頃から広く知られるようになりました。現在ではWebマーケティングの中で主流と言えるアプローチ法の一つとして、様々な商品ジャンルに対して定着しています。
コンテンツマーケティングのメリット
コンテンツマーケティングは顧客の認知拡大や態度変容、リード獲得等複数の目的で実施されています。また、コンテンツマーケティングには共通して下記のようなメリットがあります。
資産として蓄積する
一過性の集客方法であるWeb広告と違って、コンテンツマーケティングではコンテンツをWeb上に自社の資産として蓄積していくことができます。魅力あるコンテンツを継続的に増やしていけば、そのコンテンツを目的とする訪問者や、顧客が継続的に増えていくことが期待できます。大量のコンテンツをアーカイブスとして保管し、検索できる仕組みを作れば有用性が高まります。質の良いコンテンツを増やしていく事で、利用者および検索エンジンによる評価も上がります。
SNSと相性が良い
話題性があり、魅力のあるコンテンツを記事として提供すればSNS上でシェアされやすく、口コミが広がることが期待できます。共感が得られる等して拡散されれば、これまで接点がなかったユーザーにも幅広く認知される可能性が生まれます。さらにシェアされた内容が多くの人に口コミで拡散されていくと、そのPR効果は絶大なものになります。
アウトバンド営業の工数削減となり、インバウンド営業につながる
インバウンド営業とはユーザーからの問い合わせや相談に対応して行うセールスのことです。いわば見込み客を顧客化する手法であり、コンテンツマーケティングとは重なる部分が多いと言えます。優良なコンテンツを多く提供し、みずから情報発信することで、問い合わせや相談の件数は増えていきます。
電話勧誘販売のようなユーザーに最初から説明しなくてはならないアウトバウンドな営業方法と比べると、必要な工数を圧倒的に削減できるというメリットがあり、業務効率化の向上が見込めます。
コンテンツマーケティングの例
実際にコンテンツマーケティングの手法を用いたコンテンツには次のようなものがあります。
SEO対策のためのコンテンツ
本来、コンテンツマーケティングとSEO対策は別のものです。しかし一方で「コンテンツSEO」と呼ばれる手法もあります。これは検索クエリ(検索語句)を意識して、“検索されやすいキーワードが盛り込まれたコンテンツ記事”を制作するものです。集客を行うと同時に、質の高いコンテンツの内容そのもので利用者の興味をも惹きつけるのがその狙いです。
商品サービスの適性診断コンテンツ
例えば、利用者に合った生命保険、旅行、適職等を探すことを促す適性診断コンテンツは、ユーザーニーズを引き出しながら商品をプロモーションするのに有効です。コンテンツとして魅力的なものにするには、単純な仕掛けではなく、本格的な性格判断等を絡めて実際に有用なもの、飽きさせない仕掛けとしてエンタメ性のあるものにするのがポイントです。
オウンドメディア
Webマガジン等のオウンドメディアは、コンテンツマーケティングを突き進めてサイトそのものをメディア化したものと言えます。専用のドメイン名で独自のコンセプト、デザイン、ポリシーに従って作られたオウンドメディアが存在しており、多くの読者(ファン)を獲得しています。自社が伝えたい情報を自社のメディアから伝えたい形で発信できるのは大きな強みであり、継続して有効活用していくことが出来ます。
商品サービスの説明動画
自社サイトだけでなく、動画共有サイトであるYouTube等を使って商品をテーマにした動画を公開するのも効果があります。最近では圧倒的な集客力を持つYouTuberとコラボレーションし、商品の機能説明や使用方法を伝えることも話題になりやすく、企画内容とターゲットによっては長期に渡り絶大なPR効果を生んでいます。
まとめ
コンテンツマーケティングの手法はネットショップ運営にも活かすことができます。どのようなコンテンツなら自社の商材やターゲットに合うのかを考えて、訪問者のメリットを想定し、想像豊かなアイデアが盛りこまれた質の高いコンテンツ作りにトライしてみてはいかがでしょうか。