越境EC参入で課題となるポイントとは

越境EC参入で課題となるポイントとは

越境ECに参入するためには、いくつかの乗り越えなければならないハードルが存在します。

言語、決済、物流、集客などにおける多くの課題があるのです。しかし、どのような課題なのかがわかっていれば、それらを解決することは不可能ではありません。

越境ECビジネスを成功させるために知っておきたい課題についてご紹介します。

越境EC参入の課題の例

越境ECに参入を行う際、どのような課題があるのでしょうか。代表的なもの「言語」「決済」「物流」「集客」について見てみましょう。

言語の課題

海外の利用者とのやり取りは、その国の言語で行うのが基本です。当然、言語の違いにより対応は難しくなります。また、日本のECの場合、問い合わせはメールの場合が多いものの、海外ではそうではない場合もあります。

例えば中国では、購入前にチャットで質疑応答が行われるというスタイルも普及しており、販売側と利用者の間でリアルタイムでのやり取りが求められます。メールのように、受信毎に1通ずつ内容を確認し、対応する余裕がなくなります。

また、利用規約も多言語対応の検討が必要ですし、どのように周知するかも国によって法律やスタンダードが異なるため対応が難しくなります。

決済の課題

中国では銀聯(ぎんれん)、アメリカや韓国ではクレジットカードでの支払いが主流になっています。その国でよく利用されている決済方法を導入できなければ、それだけで購入率の低下やカゴ落ちリスクが高まるなど、ネットショップ運営側が不利な状況に置かれることになります。

物流の課題

海外の購入者のもとに商品が到着するまでに日数を要する事も不利な条件となります。物理的な距離が遠いことに加え、税関審査に時間がかかる国もあり、出荷から到着まで10日以上かかることも珍しくありません。その上、日本国内の場合よりも商品の破損が起こりやすいため、購入のキャンセルや返品も発生しかねません。こうした物流に関する様々なトラブルが起きることも想定しておく必要があります。

また、商品の配送方法においても十分に考慮し、慎重に採用する必要があります。ネットショップ運営事業者から直接配送する方法、国内の配送業者を経由し、現地に配送する方法、現地に拠点を持ち、そこから配送する方法などがありますが、日本国内のECとは違い、越境ECの物流は大変複雑であり、常に多くの課題が存在しています。

集客の課題

商品やネットショップとしてのネームバリューがなければ、多くのショップの中に存在が埋もれてしまいます。とくに言語や文化、慣習が違う国では効果的なマーケティング戦略を組み立てることが難しいと言えます。日本発であることをアピールできる商品では日本ならではのテイストを全面に押し出すことができたり、くちこみ効果での拡散も期待できますが、海外の商品と肩を並べて売り出す場合は苦戦を強いられるでしょう。

越境ECの課題を解決するには

それでは、越境ECにおいて課題を解決していくにはどうすれば良いのでしょう。まず、上記を踏まえて具体的にどんな問題が起きているのかを調べることが先決です。そして各課題をひとつずつ丁寧に解決していきます。

例えば言語の課題については、翻訳できるスタッフを雇う、翻訳代行サービスを利用します。決済の課題については、その国の通貨に対応した決済ができるよう決済代行会社の外貨決済サービスを利用します。物流の課題については、販売する国の規制について調べ、販売する商品や規模に応じて、コストや時間、サービスレベルなどの合った配送サービスを探してみましょう。集客の課題では、各国ごとに有効性の異なる広告配信媒体についてまず調査してみます。

また、次のような方法で、越境ECビジネスを成功に近づけることができます。

最新の市場動向を確認する

越境EC市場について最新の動向を調べ、どのような状況にあるのかを常に把握しておきましょう。越境ECは今注目されている分野なので、経済産業省の調査や業界ニュース、マスメディア、ネットメディア、セミナーへの参加などで次々に新しい情報を得ることができます。市場の全体像をつかみ、細かい情報もチェックすることで、どんなビジネスチャンスがあるのかが見えてきます。

コンサルティングサービスを利用する

越境EC参入を行う際、ノウハウを持っているコンサルティングサービス会社を利用する方法もあります。国ごとに異なる越境EC事情を踏まえて、その国のECモールの運用方法や集客方法についてアドバイスや、支援ツール等を提供してもらうことができるでしょう。

また海外決済向けのサービスを提供している決済代行会社も決済に関するノウハウを持っています。こうした会社を上手に利用することで、越境EC参入の足がかりをつかむことができます。

ソニーペイメントサービスの外資決済代行サービス

まとめ

越境EC参入には多くのハードルが存在しますが、各国の言語や文化、慣習、社会状況を理解し、各国ごとに最適化したアプローチをとることで、多くのユーザーを獲得できる可能性があります。今回紹介したような課題を克服し、新しい市場を開拓してみてはいかがでしょうか。