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株式会社ドゥ・ハウス様 導入事例

事業の成長を支える決済代行サービス

この記事は2013年2月20日日経MJに掲載された内容を一部修正抜粋して掲載しています。

新商品や話の商品をモラえる、タメせるサイト「モラタメ・net」(運営=ドゥ・ハウス)。会員数の増加などにより申し込みが集中し、決済スピードの向上が課題となっていた。
そこで、ソニーペイメントサービスのクレジットカード決済代行サービス「e‐SCOTT」(イースコット)を導入。課題の解決だけでなく、売り上げ増や業務負担の軽減まで実現した。ドゥ・ハウスモラタメシステム部マネジャの松本智宏氏に、同サービス導入の経緯などを聞いた。

決済スピードの向上が課題

マーケティング会社ドゥ・ハウスが2006年に開設した「モラタメ・net」は、メーカーから提供された商材を会員に無料または送料相当額の支払いで販売、使用後の感想をサイトやブログに投稿してもらい、メーカーにフィードバックするサービスである。会員数は約45万人、年間約150社・600商品を掲載している。多いときには1商品当たり2万~3万個の提供を受け、1~2日で残数ゼロになることもあるという。

同サイトの特徴は、30~40代の主婦がメーン会員であること。約10万人の会員が自分のブログを持ち、積極的に口コミを投稿している。優良ブロガーに商品をサンプリングでき、消費者の本音を探れると、利用企業から高い評価を得ている。

代金の支払いはクレジットカードがメーンで、全決済件数の約7割を占める。「ネットショッピングに慣れている会員が多く、カード決済に抵抗はない」と松本氏。「課題は、決済スピードの向上だった」

決済スピードの向上だけでなく、
売り上げ増や関連コストの軽減等、思わぬ効果も

同サイトは、新たな商品の掲載をメールやスマートフォンアプリなどで事前に会員に告知する。そのため人気商品の場合、掲載開始と同時に数千人の会員が殺到。従来利用していた決済システムでは、1件当たりの処理に最低2~3秒、時には5秒以上かかる場合もあった。

そこで同社は、ソニーペイメントサービスのクレジットカード決済代行サービス「e‐SCOTT」に注目。「専用線を引くことができ、1件当たり約1秒で決済できるスピードが魅力だった。大手企業への導入実績も信頼につながった」と、松本氏は選定の理由を語る。12年3月のシステム稼働以来、決済スピードは格段に向上した。決済処理がスムーズになったことで商品の回転率が大幅に改善。新しい商品を次々に掲載できるようになり、売り上げが約2割増大したという。

思わぬ効果も生まれた。同社が決済完了を確認した成功受注数と与信が成功した実決済数にずれが生じるなどのエラーが一掃され、運用負担が大きく軽減したのだ。「決済スピードの向上だけでなく、売り上げ増と関連コストの軽減まで実現でき、100%満足している」同社は、複数の決済を同時に処理する仕組みにするなどサイトを改善。決済スピードのさらなる向上を図り、ストレスなく利用できる環境を整える計画だ。

さらなる成長のため、
通販事業の要である決済は信頼できるところに

松本氏は、「決済が安定したことで、次の課題である会員層の拡大に注力できるようになった」と語る。主婦層に加え、男性やシニア層などをバランスよく獲得できれば、現在主流の日用雑貨や食品以外の商品も掲載できる。

また、ソニーペイメントサービスと共に、サイト内通貨を事前に購入してもらう方法など、決済の選択肢を増やすことも検討している。クレジットカードが使えない若年層が利用できるようになれば、商品ラインアップはさらに広がる。

通販事業において決済システムの重要性は論をまたない。「決済部分でつまずいては事業が立ち行かない。自社の通販サイトを持ち、決済取扱高が一定水準に達している企業は、ソニーペイメントサービスの決済代行サービスを検討する価値がある。通販事業の要である決済の安全性・安定性を確保するため、しっかりしたインフラを持つ信頼性の高いサービスを選ぶことが大切だ」

ソニーペイメントサービスが実現したこと

決済スピードの向上: ソニーペイメントサービスは非対面業界唯一、主要カード会社16社・21ブランドとダイレクトにネットワーク接続をしています。その強みを生かした高速レスポンスにより、決済処理がスムーズに。回転率の改善も見込めます。

顧客満足度の向上: 決済スピードの向上により、お客様もストレスなくスムーズに支払いが完結します。また支払い手段の追加により、幅広い顧客層の獲得につながります。

ソニーペイメントサービスでは、クレジットカード決済の導入に加えて、定期課金サービスなど通信インフラ運営に欠かせないサービスや機能も多く提供しています。

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