ネットショップ開業時に整えておくべき業務環境

ネットショップ開業時に整えておくべき業務環境

「ネットショップはPCが1台あれば運営できる」とよく言われますが、現実には他にも多くの設備が必要であり、運営できる環境を整えるのに多くの時間を要してしまったという話は少なくありません。今回は、ネットショップを開業する際、あらかじめ準備をしておきたい業務環境の整備について、最低限必要なものをご紹介します。

業務スペースの確保

PCでネットショップを運営しなくていけないので、PC作業ができる机と椅子を1つずつ配置できるスペースは最低でも必要になります。また、ネットショップは無店舗で運営できますが、販売する商品を保管する場所、つまり在庫を保管しておくスペースが必要になります。その際にPC作業スペースと在庫スペースが離れすぎていると業務が円滑に進まないため、これらはできるだけ近い場所に設置する必要があります。

さらにネットショップの仕事には商品撮影も含まれます。商品撮影をプロのカメラマンに委託するか、専用スタジオを借りて撮影を行うのであれば必要ありませんが、自社内で商品撮影を行うのであれば撮影スペースも必要になります。

PCとインターネット回線

PCはもちろん必要ですが、インターネットに接続できないと話になりません。

そのためにはインターネット回線(光回線・ADSL・CATVなど)が必要で、このインターネットへの入り口でIDやパスワードを発行しているのがプロバイダーというインターネット接続事業者です。プロバイダーと契約しないと、インターネット回線は使えません。

ブラウザ・メールソフト、表計算ソフト、Web作成ソフト、画像修正ソフトなど

絶対必要なのはインターネットを閲覧出来るブラウザソフト、お客様とやりとりするための電子メールソフトです。しかし、これはPCに最初からインストールされているものでも大丈夫です。ただブラウザソフトは、完成したネットショップの反映を確認するために各種準備しておいた方が良いかと思います。当然スマホでも確認する必要があります。

売上・在庫管理など様々な数値を入力し計算する際に必要な表計算ソフト、またページ作成に必要なWeb作成ソフト、商品写真をスキャナーで取り込み商品画像を加工する画像修正ソフトなどは最低限必要です。画像修正ソフトはプロが使う高額なものは必要ありません。勿論ですがこれらのソフトを基本的に扱えるスキルは最低限必要です。

デジタルカメラ、スキャナー

販売する商品により、自身で撮影を行ったほうが良いという商品は、デジタルカメラが必要になります。ネットショップ運営においては商品画像が重要な要素になるので、カメラのスペックは出来るだけよいものをチョイスした方が良いです。特に一眼レフはイメージセンサーという機能があり、より多くの光を取り込めるため仕上がりも高画質です。

撮影のポイントは、三脚を使ってしっかりとカメラを固定した状態で撮影することです。三脚を使い商品位置とカメラ位置を決めておくことで、毎回定位置で撮影することができ、どの商品も定位置で撮影されている方が商品サイズを把握しやすくなるので、ユーザーが混乱するのを防ぐ事ができます。

商品によっては撮影環境の構築が必要になる場合もあり、ライティングなど本格的に撮影を行うなら照明機材や背景素材などが必要になる場合もあります。

また、商品画像がネガプリント写真や紙で印刷されたものの場合はスキャナーが必要になります。これも読み取り性能はさまざまですが300dpi以上の解像度があれば大丈夫です。

また、ポジフィルムの取り込みには専用スキャナーを用意するか、透過原稿用のオプションが必要になります。

プリンター

プリンターを使い、納品書や見積書、請求書、送り状を紙に印刷します。また「今回はお買い上げいただき有難うございました」といったメッセージカードを印刷する場合にも必要です。ダイレクトメールの宛名印刷にも使います。モノクロ印刷が出来れば大丈夫ですが、パンフレットやチラシを発送商品に同梱する場合もあるので、カラープリンターもあれば理想的です。

まとめ

開業当初は運転資金や仕入資金などが最優先されるので、理想の環境からスタートというわけには行かないと思いますが、売上規模や今後の展開において検討を行いながらベストな環境を構築していくとよいでしょう。運営に必要な環境は投資によって効率化できますが、売上がないのに運転資金や仕入資金を犠牲にして多額の投資を行う必要はありません。