自社サイトの強みと弱みを知るSWOT分析の方法

自社サイトの強みと弱みを知るSWOT分析の方法

SWOT分析は、事業の戦略やマーケティング戦略の策定に有効な分析です。

分析にあたって専門的な知識は必要なく、ネットショップの戦略立案にも当然の事ながら活用できます。

今回はこのSWOT分析の概要についてご紹介します。

SWOT分析とは

SWOT分析とは、組織を強み、弱み、機会、脅威の4つに分けて分析、評価する手法で、経営戦略を立てる際などによく用いられます。

SWOT分析の項目は、内部環境(強み、弱み)と外部環境(機会、脅威)に分けて考えます。内部環境の側では、自組織(今回の場合はネットショップ)が現在持っている強みと弱みの要素を挙げます。外部環境の側は、社会や競合など、自組織の外にある要素で、自組織にとって有利になりそうなもの(=機会)、不利になりそうなもの(=脅威)を挙げます。

例えばあるネットショップで考えると、以下のような抽出結果となります。

内部環境

強み  Strengths

  • 有名芸能人が利用しているオリジナル商品がある
  • Webマーケティングに強い人材がネットショップを運用している

弱み  Weaknesses

  • ターゲットの年齢層が低い割には高価格
  • 商品のバリエーションが少ない

外部環境

機会  Opportunities

  • コト消費の時代になっている
  • InstagramやFacebookなどSNSが人気で商品画像なども投稿されやすい

脅威  Threats

  • 安価な商品で満足してしまう若年層が増えている
  • 似た商品を扱うネットショップが複数立ち上がっている

このように項目ごとに要素を挙げ、最終的には分析結果を元にした行動指針を立てるところまで進めることになるのです。

SWOT分析の手順

次に、SWOT分析はどう進めていくのか、流れを見ていきましょう。

外部環境分析で機会と脅威を挙げる

まずは外部環境から挙げていきます。「安価な商品で満足してしまう若年層が増えている」といったマクロな視点(大きな観点)と、「似た商品を扱うネットショップが複数立ち上がっている」といったミクロな視点(小さな観点)、両方の軸で考えた方が良いでしょう。外部環境は、世の中の消費行動であり自社の努力で改善していくことが難しい場合が多いと言えます。そのため、周囲で起こっていることや競合の動きを細かく調査する必要があります。

具体的には、以下のような問いかけを基に分析します。

  • 現在いる市場はどう変化しているか、していないか
  • その変化に競合はどう対応しているか、もしくは対応していくのか?

内部環境分析で強みと弱みを挙げる

次に、内部環境を資産や設備、顧客サービス、システム、インフラ、ノウハウ、マネジメント、生産体制、コスト、価格、手段、ブランディング、USP(自社独自の強み)、企業理念などの項目にそって分析します。ネットショップであれば、デザインやシステム、広告などの販売面、商品の仕入れ、開発など生産面、両方での強みと弱みを挙げてみましょう。

内部環境の分析は自己で分析を行うため、どうしても主観的になってしまいがちです。分析をする際には、比較するポイントを複数箇条書きにするなどして競合との比較をしっかりと行う必要があります。そうすることで客観的な分析をすることができます。また、冷静に分析が行える第3者に支援を依頼するもの良いでしょう。

クロス分析で戦略まで落とし込む

外部環境と内部環境の項目が全て埋まったら、クロス分析(クロスSWOT分析とも呼ばれます)を行うことをおすすめします。クロス分析とは、機会と強み、機会と弱み、脅威と強み、脅威と弱みという4つを掛け合わせて具体的な戦略にまで落とし込むことです。

例えば強みの「Webマーケティングに強い人材がネットショップを運用している」と、機会の「InstagramやFacebookなどSNSが人気で商品画像なども投稿されやすい」を掛け合わすと、「SNSを活用した認知拡大キャンペーンを行える」といった戦略を立てることができます。

仮説と行動指針を立てる

クロス分析まで完了すれば、成功のための仮設を立て、行動指針の作成まで進めることも可能です。その後は、しっかりPDCA(Plan・Do・Check・Action)を回して行動していきましょう。精度の高い仮説を立てることが出来れば、後に良い結果が導き出されることになります。

まとめ

実際にSWOT分析を行ってみると、最初は項目の軸があまりにばらばらになってしまって収拾がつかなくなってしまったり、最終的に戦略にまで落とし込めなかったりするかもしれません。一人で分析を行うのではなく、何名かで取り組み、検証しながら進めてみましょう。SWOT分析の後、クロス分析まで行えば、課題はおろか、大きな気付の中で決定的な成功要因の抽出が行えるはずです。