ネットショップ運営における失敗事例 ~仕入れ、在庫管理編~

ネットショップ運営における失敗事例 ~仕入れ、在庫管理編~

ネットショップ運営の成功事例はもちろんですが、それとは逆に、失敗事例の情報も多く入手しておく必要があります。自社をとりまく業界に限らず、多くの他店の事例を知ることで、今後発生する問題の事前回避ができ、また、店舗運営の失敗防止につなげることができます。ここではネットショップ運営における仕入れや在庫管理においての失敗事例をいくつかご紹介いたします。

受注発注形式のネットショップ運営に潜むリスクとは

販売する商材によっては、利用者からの受注を処理する時点で、ネットショップ運営者側が卸業者や製造業者などにその都度発注を行う、受注発注形式のネットショップも多く存在します。余剰在庫を抱える必要が無いという大きなメリットはありますが、逆に商品ページ内や、購入の流れを説明するページ、ショッピングカート内や決済情報入力の場面などで、受注発注形式であることを明確に記述しておく必要があるでしょう。利用者は納期に時間はかかるが、欲しかった商品が手に入るという条件を納得がいく形で了承する事になります。 そういった表記が甘いと、購入後の注文キャンセルやクレームにつながる結果を招くので、注意が必要です。具体的なジャンルとしては、家具、自動車部品、工芸品等があります。

現在一番トレンドである商品を大量に仕入れた際の失敗事例

例えば、有名ネットショップが先行して販売した新たな商品がメディアなどに取り上げられ、その同類商品を便乗して販売を行うために大量仕入れを行ったが、その商品の人気が保てる期間が短く、結果として過剰在庫として残ってしまったという事例です。大量在庫が発生した場合は、勿論すぐにでも現金化を行いたいのですが、一度人気が落ちた商品は、なかなか売れないのが現状です。大幅に値段を下げても、商品ニーズそのものが無ければ現金化は思うように進まず、会社経営的にも長期に渡る問題となる事を予め認識しておきましょう。

ネットショップ利用者が求めるニーズを高いレベルで見極め、適正な仕入れを行うことがまさにネットショップ運営者としての腕の見せ所となります。ジャンルとしては、アパレル、日用雑貨、セレクト雑貨などがあります。

仕入れた輸入商品の国内入荷が大幅に遅れ、信頼を逃してしまった失敗事例

日本国内には殆ど流通が無い商品を、今後発生するニーズを予想し、海外より仕入れを行い、商品到着予定日を事前に見込んだ上での大型販促プロモーションを行った結果、予想以上の購入数を記録したが、商品到着が大幅に遅れてしまい、結果としてキャンセルが相次いだことで、そのネットショップは顧客からの信頼を大きく裏切ってしまう形となってしまったという事例があります。特に輸入商品においては、商品到着までのタイムラグや、それに伴って発生する想定外の経費などがありますので、ある程度余裕を持った形での仕入れを行う必要があるでしょう。

まとめ

ネットショップ運営は、単に販促を強化すればよいという認識だけではいけません。もし商品が購入者の手に届く期間が長期化する場合でも、販売する商品を利用者が納得いく形で購入いただき、商品を手にとって満足していただける流れを作る必要があります。商品到着までに個別にフォローメールを送付する・商品出荷予定日が明確になったらすぐに購入者にお伝えする、などのきめ細やかな対応が必要となるでしょう。